ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]レビュー

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]については、なかなかネットでもうわさを聞かなかったのですが、なんとなく良さそうな印象を受けていました。

雑誌の特集か何かで見かけたと思うのですが、タイトル忘れてしまいました^^;

先ほどそれとなく覗いて見てみるとやっとノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]についてのレビューが付いていました。

早速確認するとレビューには、

ハリウッド映画とは違う
余命が短いことを宣告された見ず知らずの二人が「死ぬ前に海を見る」ために、、、、

という話なので、ストーリーはまあ、ハリウッド映画としても成立すると思う。

が、ドイツ映画（？）らしく、間とか細かいジョークとか、現実感の無さとかがハリウッドとはひと味違う。

これ、アメリカ映画だったら感動を前面に押し出しすぎて駄作になってるだろうな。



最後に出てくるマフィアのボス、カーチスの配役に「ブレードランナー」のルドガー・ハウアーを持ってきて、

あのセリフを言わせるというのが、、、、



ドキドキ感を求めてとか、意外な展開を求めるとか、社会に対する問題提起とか、そういうのよりも全体の雰囲気を味わえる人向き。

死ぬ前に一度海を
余命あとわずかと宣告されたマーティンとルディは，たまたま同じ病室で出会います。２人は天国では海のことが話題になるので，話題についていくため，死ぬ前に海を見ておこうと病院を脱走するのですが，脱走に使った車はギャングのもので，その車の中にはとんでもないものがあったことから，ギャングと警察の両方から追われることとなり・・・



以前から面白いと話題の作品でしたが，最近になってようやく見ました。アクションあり，コメディーあり，マーティンとルディの２人の人間関係にホロリとさせられるところありと，大変盛りだくさんの面白い映画でした。

特にマーティンとルディの２人が死ぬ前に叶えたい希望を一つ選ぶ場面で，ルディの希望が，とんでもない話の展開につながるのが面白かったです。

そして，このストーリーの面白さを特に引き立てているのが，ヘンクとアブドゥルの２人のチンピラギャングです。特にモーリッツ・ブライプトロイの演ずるアブドゥルは，ドイツ語がとても下手で，ヘマばかりしていて笑えます。



映像特典に収録されている出演者や監督のインタビューも面白かったです。マーティン役のティル・シュヴァイガーが，その地位にもかかわらず謙虚な姿勢で，ドイツの映画を活性化するために並々ならぬ思いを持っていることも分かりました。





登場人物たちが超魅力的です！
アウトサイダーで熱い男マーチンと、控え目で内向的なルディのコンビが、お互いの体をいたわり合いながら、スリリングな旅をします。

一文無しで病院を抜け出した二人は、銀行強盗をしたり、パトカーを盗んだりと散々悪事を働きますが、襲われた銀行員はマーチンに強盗の仕方を教えてくれますし、警官もドジな人たちが多く失敗ばかりして、コミカルに描かれています。二人を追うギャングたちも、おとぼけキャラで、憎めない存在です。



アクション、ロマン、悲劇、喜劇等いろいろな要素が盛り込まれていましたが、それらがすべてきれいにまとまっていて、満足度の高い映画でした。



DVDの特典映像もよかったです！　監督や出演者のインタビューで、この映画のトリビア情報をたくさん知ることができました。特に、監督とT.シュヴァイガーの出会いに関する話は感動的です。DVDを買った方は、ぜひご覧になってみてください。

と、あるので買い換えるにはお手ごろだなと思いました。

たまには、レビュー見ずに自分で試したいのですが、安月給ではそうも行きません^^;

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]

トーマス・ヤーン



定価： ￥ 3,990

販売価格： ￥ 3,232

人気ランキング： 11808位

おすすめ度：

発売日： 2009-01-28

発売元： 角川エンタテインメント

発送可能時期： 在庫あり。